++我慢を学んで++


棗は“我慢”というものを知らない


すぐに「これが俺なりの愛情表現だ」とか言ってウチを抱こうとする

そんな愛情表現なんかせんでええ!

棗が“我慢”というものを覚えるまで、絶対に部屋から出てったらんわ!!



「…蜜柑、開けろ」
「………」
「おい(怒)」
「棗が“我慢”するなら開けてやるわ」
「無理だ」←即答
「…じゃあ一生開けたらん」


棗は蜜柑の部屋の前で立ち尽くしていた
部屋に入れてもらえないのだ
先程、蜜柑と廊下でばったり会った棗は
そのまま蜜柑を自分の部屋へ連れて行こうとしたのだが…
身の危険を感じた蜜柑はとっさに逃げ出し、自分の部屋へ閉じこもってしまった


今、蜜柑は天の岩戸状態――――


「…開けないなら、ドア蹴破るぞ(怒)」
「そんな事したらウチ一生アンタと口聞いてやらん」
「……ちっ」
「棗、ちょっとは別のコト考えられへんの??」
「あ?」
「いつもいつもヤる事しか考えてへんの??って」
「…別にいつも考えてる訳じゃないんだけど」
「へぇ〜?じゃあウチがドア開けたらどうするつもりやねん」
「……寝る」
「ほらやっぱり考えてるやん!!エロ狐!!!!」
「………」


ブチッ←棗の堪忍袋が切れる音


ばぁぁぁぁん!!!!


「!!」

いつまで経っても部屋に入れてもらえない棗はついに痺れをきらして
ドアを蹴破ってしまった

「な、棗||||ドア蹴破ったら一生口聞かんて言うたやろ!!!」
「知るか!!俺様を拒否しやがって…来い!!てめぇは今から調教し直す!!!(激怒)」
「嫌やあ〜〜棗怖いぃぃ|||||(涙)」
「俺に我慢を学ばせたいんだったな…教えてもらおうじゃねぇか(怒)」
「ゆ、許して〜〜〜||||」
「許さねぇに決まってんだろ!!!」


こうして、蜜柑はずるずると棗の部屋へと引きずられて(強制連行)されたのでした
2度と逆らう事が無いように、蜜柑は棗にしっかりと調教し直され
翌日、疲れきった様子で学校に登校してきたのでした。。



終わり

〜あとがき〜

ほのか様、こんな訳分からん文章になってしまいましたが、受け取っていただけますでしょうか??
3600Hitを踏んでくださってありがとうございましたww  蒼衣


+管理人の後書き+

蒼衣様のサイトでキリ番を獲得しましたので、キリリクを頂きました。
厳重に扉の鍵を閉めても、棗が容赦なく扉を蹴破る姿勢が最高です!!(*´∀`*)
読んだ瞬間、のたうち回ってしまいました。
素晴らしい小説を ありがとうございました!!

2005.10.1