++アラジンと魔法のランプ++
アラジンは魔神が出てくると言われているランプを擦りました。
すると、ランプの中から…
「貴方様の願いを3つだけ叶えて遣わしましょう」
可愛い魔神が出てきました。
願い事を叶えて貰えると聞いたアラジンはランプの魔神に一目惚れをしてしまい
「俺の妻になれ(キッパリと)」と1つ目の命令をしましたが…。
「生憎やけど人の心を操ったり、不老不死とか…そう言った願いは却下や。それじゃあ…」
そう言ってランプの中へと戻ってしまいました。
「チッ…それなら……」
アラジンは再びランプを擦りました。
「また、アンタ!?先刻の願いは却下やと言うたやろ!!」
「1つ目の願い。立派な宮殿を建てろ」←命令形
「最初から許容範囲の願いを言えばえぇんや。…はい!!」
1つ目の願いにより、黄金に輝く宮殿が一瞬の内に現れました。
「もう、えぇやろ?それじゃあ…」
「待て(微怒)2つ目の願い。俺を王子様にしろ」
「人使い…いや、魔神使いの荒い主人やなぁ…はい!!」
2つ目の願いにより、アラジンは王子らしい立派な姿になりました。
「これで文句ないやろ?それじゃあ……」
「3つ目の願い。…人間の娘になれ……(ニヤリ)」
「はい…只今……あっ!!」
ハッと気づいた時には、既に遅かった。
3つ目の最後の願いにより、ランプの魔神は人間の娘の姿になっていました。
ランプの魔神は、3つ目の願い事をアラジンに叶えてしまい
既に魔力を失っていました。
「…こ、これで願いは全部叶えたわ……。それじゃあ……」
人間の少女になってしまったランプの魔神は、この場を立ち去ろうとしましたが
アラジンに腕を掴まれてしまいました。
「正真正銘 最後の願い。……俺様の后になれ」
アラジンは人間の娘になってしまったランプの魔神をお姫様抱っこで抱き上げました。
人間の娘に姿が変わってしまった娘を食べるのは勿論ですが、それだけではありません。
彼女を自分の后にしようと、急いで結婚式を挙げる為に宮殿へと歩み始めました。
「嫌だぁ〜〜〜〜!!離してぇ〜〜〜〜(涙)」
「離せと言われて、離す馬鹿がいるわけねぇだろ」
アラジンの策略に、まんまとハマッてしまったランプの魔神は
足をバタつかせながらも必死に抵抗しますが、そんな彼女の気持ちなど
アラジンは何処吹く風でした。←(鬼だ)
その後、アラジンは人間の娘に姿を変えたランプの魔神を寝室内で毎晩鳴かしました。
めでたし めでたし??
後書き
またしても、世界名作物語によるパラレルものをアップしました。
今回は「アラジンと魔法のランプ」です。
原作のアラジンとは著しく違いますので「イメージと違う」と言った苦情を
掲示板とかで撒き散らさないでください。(所詮パラレルですし…)
配役
アラジン | … | 棗 |
ランプの魔神 | … | 蜜柑 |
2005.10.29